« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »
[9216][用語]【リサイクル対応型印刷物】
»読み
- リサイクル対応型印刷物…りさいくるたいおうがたいんさつぶつ
»解説
リサイクル対応型印刷物とは、日本印刷産業連合会「印刷物資材『古紙リサイクル適性ランクリスト』規格」の「Aランクのみの資材・加工」「Bランクのみの資材・加工」「AランクとBランクのみの資材・加工」を使用した印刷物を指します。
»対象
リサイクル対応型印刷物の対象となる印刷物は以下の通りになります。
- 使用期間が短い
- 発行部数が多い
- 用紙の使用量が多い
- 使用が定型化されている
※「多い」の具体的な数値は定められておりません。また基本的にオフセット印刷を想定しています。
»リサイクル適性
リサイクル適性
の印刷物は、印刷用の用紙へリサイクルすることができます。
リサイクル適性
の印刷物は、板紙へリサイクルすることができます。
リサイクル対応型印刷物のリサイクル適性は以下の通りになります。
- Aランクのみの資材・加工を使用した印刷物→リサイクル適性

- Bランクのみの資材・加工を使用した印刷物→リサイクル適性

- AランクとBランクのみの資材・加工を使用した印刷物→リサイクル適性

»リサイクル対応型印刷物の識別表示・識別記号
リサイクル対応型印刷物は識別表示・識別記号を印刷物に表示させることができます。
このリサイクル対応型印刷物識別表示・識別記号を印刷物に表示することで、印刷物を利用者が廃棄する際に、どのようにリサイクル分別すればよいのかがわかるようになり、古紙リサイクルを行いやすくなります。
古紙リサイクルは環境保全のために役立ちます。
また、リサイクル適性
またはリサイクル適性
の識別表示・識別記号が印刷された印刷物は環境配慮された印刷物であることを利用者にアピールすることもできます。
Aランクのみの資材・加工を使用した印刷物
または 
Bランクのみの資材・加工を使用した印刷物
または 
AランクとBランクのみの資材・加工を使用した印刷物
または 
»リサイクル対応型印刷物の識別表示・識別記号の表示位置
表示場所は冊子タイプの印刷物は「表紙(表1)」「裏表紙(表4)」「背」のいずれかに表示して下さい。
チラシやポスターなどは印刷面に表示して下さい。
»リサイクル対応型印刷物の識別表示・識別記号のカラー
リサイクル対応型印刷物の識別表示・識別記号のカラーは以下の通りです。
- 標準色
- プロセスカラー C100%+M10%+Y100%
- 特色 PANTONE 348C・DIC F191 Menthe・TOYO CF0282
- モノクロカラー
- K(ブラック)100%
- ネガ使用
- 表示が認識しづらい背景の場合や濃い色の背景の上に識別表示・識別記号を配置する場合はマークを白抜きで使用することも可能
»リサイクル対応型印刷物の識別表示・識別記号のサイズ
使用時の最小サイズの規定があります。
は幅17mmが最小です。
は幅5mmが最小です。
»リサイクル対応型印刷物の識別表示・識別記号のダウンロード
識別記号のダウンロードは以下のページをご覧下さい。
»資材確認票
印刷資材が古紙リサイクルへの適性を確認するための使用資材・加工の確認票を印刷会社に作成してもらい、発注者に渡す必要があります。
資材確認票のフォーマットは日本印刷産業連合会の以下のページよりダウンロードできます。
»関連ページ・参考ページ
[9215][用語]【古紙リサイクル適正ランク】
リサイクル対応型印刷物 - Recyclable Prenting Materials -
参考資料 - リサイクル対応型印刷物 - Recyclable Prenting Materials -
[ この記事へのリンク ]
|
[9215][用語]【古紙リサイクル適性ランク】
»読み
- 古紙リサイクル適性ランク…こしりさいくるてきせいらんく
»解説
古紙リサイクル適性ランクとは、リサイクル対応型印刷物を制作するために印刷資材のリサイクル適性の度合いをA・B・C・Dで表したものです。
- Aランク
- 紙・板紙へのリサイクルにおいて阻害にならない
- Bランク
- 紙へのリサイクルには阻害となるが、板紙へのリサイクルには阻害とならない
- Cランク
- 紙・板紙へのリサイクルにおいて阻害となる
- Dランク
- 微量の混入でも除去することができないため、紙・板紙へのリサイクルが不可能になる
古紙リサイクル適性ランクは、社団法人日本印刷産業連合会が策定した「印刷物資材『古紙リサイクル適性ランクリスト』規格」により定められています。
»古紙リサイクル適性ランクリスト
※社団法人日本印刷産業連合会『リサイクル対応型印刷物制作ガイドライン』より抜粋
»用紙
- Aランク
- 普通紙
- アート紙
- コート紙
- 上質紙
- 中質紙
- 更紙
- 普通紙
- Cランク
- 加工紙
- 合成紙(ユポなど)
- カーボン紙
- ノーカーボン紙
- 感熱紙
- 圧着紙
- 加工紙
- Dランク
- 加工紙
- 昇華転写紙
- 芳香紙
- 加工紙
»インキ類
- Aランク
- 通常インキ
- オフセットインキ
- 特殊インキ
- リサイクル対応型UVインキ
- オフセット用金/銀インキ
- 特殊加工
- OPニス
- 通常インキ
- Bランク
- 特殊インキ
- UVインキ
- 蛍光インキ
- 特殊インキ
- Cランク
- 特殊インキ
- 磁性インキ
- 特殊インキ
- Dランク
- 特殊インキ
- 芳香インキ
- 特殊インキ
»加工資材
- Aランク
- 製本加工
- 製本用針金・ホチキス
- 難細裂化EVAホットメルト
- PUR系ホットメルト
- 水溶性のり
- 表面加工
- 光沢コート(ニス引き・プレスコート)
- 製本加工
- Bランク
- 製本加工
- 製本用糸
- EVA系ホットメルト
- 表面加工
- 光沢ラミネート(PP貼り)
- UVコート・UVラミネート
- 箔押し
- 製本加工
- Cランク
- 製本加工
- クロス貼り(布クロス・紙クロス)
- 製本加工
※上記リストはあくまでも抜粋です。
※色上質紙・ファンシーペーパーは用紙メーカーまたは代理店に古紙リサイクル適性ランクをご確認下さい。
※難細裂化EVAホットメルト・PUR系ホットメルト・リサイクル対応型UVインキは「リサイクル対応型印刷資材データベース」に掲載されているかをご確認下さい。
»特売プレスの印刷メニューの古紙リサイクル適性ランクについて
印刷通販サービスの「特売プレス」のメニューでは古紙リサイクル適性ランクは以下のようになります。
»用紙
- ランクC
- 選挙ポスター印刷で使用する「スーパーユポ」
- 「ウルトラユポ」の冊子印刷
- ランクA
- 上記サービスメニュー以外
»加工資材・製本加工
- ランクB
- ポスター印刷・冊子印刷などのPP加工
- ランクA
- 特売プレスの無線綴じ冊子印刷サービスは、「リサイクル対応型印刷資材データベース」に掲載されている難細裂化EVAホットメルトです。
- ポスター印刷・冊子印刷などのニス加工
このため、特売プレスのメニューはほとんどの印刷物で「古紙リサイクル適性ランク」は「ランクA」になります。
»関連ページ
参考資料|リサイクル対応型印刷物 - Recyclable Prenting Materials -
印刷物資材「古紙リサイクル適性ランクリスト」規格(平成21年3月18日改定)(PDF)
印刷物資材「古紙リサイクル適性ランクリスト」規格/(別紙)ファンシーペーパー・抄色紙の判定基準(PDF)
[ この記事へのリンク ]
|
[9214][用語]【植物油インキ】【植物油インキマーク】
»読み
- 植物油インキ…しょくぶつゆいんき
- 植物油インキマーク…しょくぶつゆいんきまーく
»解説
植物油インキとは、印刷インキ工業連合会が、2008年12月に定義や使用基準を定めた植物油、または植物油を原料としたエステルを一定の割合以上含まれたインキ(インク)のことです。
植物油とは、大豆油、アマニ油(亜麻仁油)、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、およびそれらを主体とした使用済み食用油などをリサイクルした再生油と定められました。
2009年2月より植物油インキ製品へのマーク表示が開始されており、吉田印刷所でも植物油インキ使用登録を既に完了しており、2009年6月の印刷分から植物油インキマークが掲載されたインキを使用しております(通常のプロセスカラーにおいて)。
吉田印刷所の登録番号は「0064」です。
»植物油インキ制定の背景
環境配慮のインキとして有名なものに、大豆油インキがありますが、その名の通り大豆を原料としたインキのみを対象としています。限定的な資源である化石燃料からの代替を目指して大豆油インキは広く普及してきましたが、技術の発展などにより、大豆油以外の食用・非食用の植物からもインキの成分を抽出し、利用できるようになってきました。
このため、大豆に限定した「大豆油インキ」ではなく、大豆を含む植物全体にその範囲を広げた「植物油インキ」というものの定義が求められてきました。
また、植物油インキの制定とともに植物油インキマークを発行することによって、植物油を利用したインキを使用した環境配慮の印刷物ということが印刷物を手に取るエンドユーザーなどにも認知されることになります。
»インキ中の植物油含有基準量(重量%)(日本インキ工業連合会の定義より抜粋)
- 枚葉インキ:20%以上(特色の金、銀、パール、白インキの場合は10%以上とします)
- 新聞オフ輪インキ:30%以上
- 各種UVインキ:7%以上
吉田印刷所では枚葉印刷機でプロセスカラーにて印刷を行っておりますので、植物油の含有量は20%以上になっております。
▲吉田印刷所で使用しているプロセスカラー(ブラック)のインキ/クリックすると拡大します
▲吉田印刷所で使用している耐光インキ(イエロー)/クリックすると拡大します
»植物油インキマークについて
»植物油インキマークを印刷物に掲載したい場合は…?
吉田印刷所の窓口( info@ddc.co.jp )までご連絡下さい。ロゴのデータをお渡しします。吉田印刷所での印刷に限りお渡ししたデータを使用できます。それ以外の用途では使用しないで下さい。
»植物油インキマークの使用できるサイズは…?
最小使用サイズは横15mmです(縦は10mm)。
植物油インキマークの周辺はマークを正しく認識できるよう、空き(クリアスペース)が必要です。
縦横の空きは、植物油インキマークの縦横サイズの0.25倍のサイズを確保して下さい。
- 例
- 植物油インキマークの横15mm・縦10mmの場合は、横3.75mm・縦2.5mmの空きを確保
»植物油インキマークの使用できるカラーは…?
植物油インキマークのカラーはC78%M25%Y95%のグリーンです。
スミ1Cの印刷物の場合はベタ(100%)でご使用下さい。
特色を使用する印刷物の場合は特色のベタ(100%)でご使用下さい。
背景が黒などの場合は白抜きで使用することもできます。
»植物油インキマークの使用禁止例は…?
以下の表現方法は禁止されています。
- 変形
- 基本色以外での配色
- バランスの変更・ロゴの分解
- 書体の変更
- 縁取り加工
- 反射表現加工
- 認識しづらい背景デザイン処理
- 文章中のマークの使用
▲印刷インキ工業連合会作成『植物油インキマーク[デザインガイドライン]』より転載
»植物油インキマークと大豆油インキマークの違い
植物油インキと大豆油インキは認定している機関そのものが違います。大豆油インキだからといって、必ずしも植物油インキの認定がされているわけではありません。植物油インキマークを印刷物に入れる場合は、必ず印刷会社に使用しているインキが植物油インキの認定を受けているかどうかをご確認下さい。
また、植物油インキは大豆に限定していませんので、より広範囲なインキの認定がされることになります。
大豆油インキマーク(=ソイシール)は報道によれば2011年8月末日で商標有効期限が切れるということも報じられております。また、植物由来のインキという広範囲なインキの認定があるため、今後は大豆油インキマークから植物油インキマークに移行していくことが想定されます。
大豆油インキの商標登録が2011年で切れるが、米国の大豆業界はマークを辞めるという意向を示しており、業界としてそれに替わるマークを用意しておいた方が良いということから検討した。
印刷タイムス: 印刷インキ工業連合会 「植物油インキ」の定義および準拠マークの使用基準を設定(2009年01月20日の記事)
»参考
植物油インキの定期・基準・マークの制定(印刷インキ工業連合会)
植物油インキQ&A(印刷インキ工業連合会)
»大豆油インキマークの商標有効期限について
大豆油インキマークの商標有効期限については2007年8月23日に全日本印刷工業組合連合会のサイトに以下の文章が掲載されているので、使用期限が延長されているようです。ただし、どの期間まで延長されているのかについては不明です。
アメリカ大豆協会では、ソイシールの使用許諾の終了に関して関係先に意見を求めてきましたが、使用許諾契約の継続希望を求める企業が多いことから、ソイシールの商標権存続期間を延長することになりました。
これにより、今後も継続して大豆インキを使用した印刷物にはソイシールを使用することが可能となりました。
[ この記事へのリンク ]
|




