[9191][用語]【オーバープリントブラック】【スミノセ】
最終更新日時:2008年11月10日 13:00
»表記・読み
»解説
オーバープリントブラックとは、塗りまたは線がブラック100%の色(K100%)の図形オブジェクト・文字オブジェクト・線オブジェクトのブラックの部分をオーバープリントにすることを指します。
オーバープリントブラックやスミノセという言葉が「オーバープリント」とは別に用意されている理由としては、色網・ベタの上に文字として「ブラック(スミ)」の文字が配置されることが多くあるためと考えられます。
色網・ベタの上にノックアウト・ヌキ(=オーバープリントの設定がされていない)の状態の文字があると、文字の部分は文字の下地の色が印刷されないため、印刷の用紙にインキや湿し水が吸収されることによって発生する用紙の伸びによる印刷位置のズレが目立つ場合があり、文字の周りに白い縁が付いたような状態になり、文字が読みにくくなることがあります。この現象を防ぐためにオーバープリントブラックを行います。


▲ノックアウト(=オーバープリントの設定がされていない)の場合は、「X」の文字の下地の色は抜けています。

▲100%位置が合っていれば上記のように白は出ませんが、実際の印刷では1mm以下の紙のズレや伸びが発生することがあるために「X」の文字の下地の色(=白)が出てしまう場合があります。

▲オーバープリントブラックになっている場合は「X」の文字の下地も色が入っています。

▲オーバープリントの設定がされている場合は、下地の色が入っているので上の黒の文字の位置で左右されません。
なお、オーバープリントブラック・スミノセは自動的に行われるわけではなく、RIPの機能やデータの設定で行われるものです。出力時に(データの状態に関わらず)自動的にオーバープリントブラックがされるかどうかは、出力する印刷会社にお問い合わせ下さい。
吉田印刷所ではデータの設定を最大限尊重し、制作者が意図しないオーバープリントを発生させないために、自動的にオーバープリントブラックは行いません。オーバープリントを希望する際は、データ上でオーバープリントの設定を行ってください。
※以下の手順はあくまで一例です。個々のオブジェクトを選択してオーバープリントの設定にしても、結果的にオーバープリントブラックの結果が得られます。
»Illustrator CS2でオーバープリントブラックをする方法
オーバープリントブラックしたいオブジェクトを選択して「フィルタ」→「カラー」→「オーバープリントブラック」を選択します。

オーバープリントブラックの設定を行い、「OK」をクリックします。

オーバープリントブラックが設定されると、そのオブジェクトを選択したときに「属性」パレットにて「塗りにオーバープリント」または「線にオーバープリント」のチェックが付きます。

»Illustrator CS3でオーバープリントブラックをする方法
オーバープリントブラックしたいオブジェクトを選択して「編集」→「カラーを編集」→「オーバープリントブラック」を選択します。

オーバープリントブラックの設定を行い、「OK」をクリックします。

オーバープリントブラックが設定されると、そのオブジェクトを選択したときに「属性」パレットにて「塗りにオーバープリント」または「線にオーバープリント」のチェックが付きます。

»InDesign CS2/CS3でオーバープリントブラックをする方法
「環境設定」を開き、「黒の表示方法」を選択します。
「[黒]のオーバープリント」の項目にある「[黒]スウォッチを100%でオーバープリント」にチェックを付けます。

上記設定は「C0% M0% Y0% K100%」というカラーを作成しても適用されません。あくまで「スウォッチパレット」にある「[黒]」というカラーを指定されたものだけが対象になります。

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- 投稿時間:2008年10月29日 11:21
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