“耐光インキ” の意味・解説

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表記・読み


解説

耐光インキとは、通常のインキの成分に紫外線への耐久度を向上させる成分などを配合し、太陽光などの光に含まれる紫外線の影響を受けづらくしたインキを指します。


紫外線はインキ成分を分解するエネルギーを持っており、結果として紫外線を長時間浴びる環境では印刷物のインキの色が段々薄くなっていく現象があるため、このようなインキが開発されました。



ポスターを長時間日光(紫外線)の当たるところに掲示してあるもので真っ青(シアンの色)なポスターになってしまっているのを見かけたことはないでしょうか。これは紫外線によってインキが退色する現象のために発生する問題です。


耐光インキを使用しない場合の退色の例(1)

耐光インキを使用しない場合の退色の例(2)

▲退色した例(イメージ)(上:最初の状態/下:退色した状態)


屋外に貼る場合には、耐光性だけではなく、その他の退色の可能性(耐水性や耐酸性など)もあります。

耐光性は強いが耐水性が弱いために加水分解などの化学現象でインキの色が早く退色する場合も考えられます。

 具体的な例を挙げると、弊社の一般的な紅の耐光性は5段階評価で"3~4"、耐水性は"5"ですから、比較的諸耐性が強い製品です。しかし、水が付着した状態で紫外線を浴びてしまった場合の評価は従前の5段階評価では最低ランクの"1"になってしまいます。

色のお話

メーカーによっては「耐光インキ」ではなく「耐候インキ」と銘打っているものではそうした様々な退色要因を総合的に考慮して作られている場合もあります


いずれにせよ、耐光インキは通常のインキよりも退色のスピードが遅いため、長期間にわたって貼る印刷物では発色の良い状態をより長くするために、耐光インキを利用することを考えておきましょう。

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