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[9178][用語]【斜体】
»表記・読み
- 斜体…しゃたい
- italic…いたりっく
- oblique…おぶりーく
- slant…すらんと
»解説
斜体とは、斜めに変形させた書体のことを指します。
斜めに変形させるには文字の地の部分を固定して、天の部分を移動させる形で変形させるタイプのものと、文字全体を斜めに変形させるタイプのものがあるので、斜体の指示を受けた場合にはどちらのタイプのものがを確認することが必要です。

また、欧文フォントでは、斜体の種類に「Italic」「Oblique」というものがあり、「Italic」は斜体用にフォントのデザインを新しく作成しているもので、「Oblique」は斜体用にフォントのデザインを新しく作成せずに、天の部分を移動させる形で変形させるタイプのものになっています。
以下に「Italic」と「Oblique」の例を挙げます。
以下は「Minion Pro」という欧文フォントです。文字のデザインとしては「a」「f」に注目するとわかりやすいでしょう。

上記画像のPhotoshop上での文字設定はそれぞれ以下の通りになっています。

▲「Minion Pro Regular」

▲「Minion Pro Italic」

▲「Minion Pro Regular + Photoshopの斜体機能」
以下は「Courier」という欧文フォントです。「a」「f」に注目しても文字のデザインは大きく変わりません。

上記画像のPhotoshop上での文字設定はそれぞれ以下の通りになっています。

▲「Courier Medium」

▲「Courier Oblique」

▲「Courier Medium + Photoshopの斜体機能」
また、文字を斜めに傾けさせる場合は、「スラントさせる」(slant:傾斜の意味)という指示がされる場合があります。また、斜めに傾いた書体を「スラント体」と呼ぶことがあります。ソフトによっては、斜体指定をスラントとして指定するものがあります(例:TeX組版システム)。
他にも文字を「シアーさせる」(Shear:(断裁によって)変形するという意味)と呼ばれることもあります。斜体を指してシアー体とは呼ばないようです。Illustratorの古いバージョンやQuarkXPressでは、斜体用フォントが用意されていないフォントに関しては、テキストボックスをシアーさせて斜体にしていたようです。(QuakXPressではフォントの設定画面にて斜体指定ができますが細かな設定はできません)
»QuakXPress6.5でテキストボックスをシアーさせて斜体にする例
テキストボックスを選択して、メニューの「アイテム」→「設定」を選択します。

「傾斜」の項目に数値を入力し、「OK」をクリックします。

テキストボックスにシアーがかかり、結果として斜体になりました。

»Illustratorでテキストオブジェクトをシアーさせて斜体にする例
テキストオブジェクトを選択して、「シアーツール」をダブルクリックします。

「シアーの角度」の項目に数値を入力し、「OK」をクリックします。

テキストオブジェクトにシアーがかかり、結果として斜体になりました。

»InDesign CS3で斜体にする例
以下の画像の斜体を設定する例です。

InDesign CS3の文字パレットの「歪み」で斜体の設定を行う場合は以下の画像の様に設定します。(上の図の①のようになります)

上の図の②または③の様な変形を行うには、文字パレットのサブメニューボタンから「斜体」を選択します。

斜体のダイアログの「ライン揃え」のチェックをつけると、天の部分を移動させる形で変形します。(上の図の②のようになります)

斜体のダイアログのライン揃えのチェックを外すと、文字全体が斜めに変形します。(上の図の③のようになります)

»関連用語
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[9177][用語]【IPA】
»表記・読み
- IPA…あいぴーえー
»解説
IPAとは、Isopropyl Alcohol(イソプロピルアルコール)のことで湿し水などで使用されるアルコールの一種です。
IPAは、水と混ぜ合わせると表面張力が低下し、粘性が上昇します。
IPAを使用した湿し水はこの特性を利用して、より簡単な印刷をするために開発されました。
表面張力が低下することによって、湿し水がより平滑になりやすくなり、版面全体に湿し水が行き渡りやすくなります。また、粘性が上昇することで、湿し水用の複数のローラー間の湿し水の移動が容易になり、湿し水を供給するところから刷版まで行き渡りやすくなります。
こうした優れた利点がIPA入りの湿し水にはありますが、IPAはいわゆるVOC対応を求められている現在では極力使用しない方向に向かっています。危険性としては、IPAの高濃度の蒸気を吸引すると吐き気や頭痛などの中毒症状を引き起こす場合もあり、また、引火性も強いため安全上の問題があるといえます。
これらの危険性を解消するために、現在ではIPAを全く使用しない湿し水(=IPAフリーの湿し水)が開発され、使用されています。IPAを全く使用しない湿し水での印刷は「ノンアルコール印刷」と言われています。
»参考ページ・関連ページ
zeroIPA-ECOLITY(富士フイルム)(IPAを全く使用しない湿し水)
MSDS:イソプロピルアルコール(石油化学工業会)
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[9176][用語]【ノンアルコール印刷】
»表記・読み
ノンアルコール印刷…のんあるこーるいんさつ
»解説
ノンアルコール印刷とは、印刷工程で使用する湿し水にIPAを使用しない印刷のことを指します。
IPAを使用しないことで、環境負荷の高いVOCの発生を削減でき環境保全に貢献できます。また、オペレーターの作業環境も改善が図られます。
»参考ページ・関連ページ
zeroIPA-ECOLITY(富士フイルム)
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[9175][用語]【機上現像】
»表記・読み
- 機上現像…きじょうげんぞう
»解説
機上現像とは、刷版の現像処理を薬剤を使用して現像機に通して行うのではなく、現像処理前の状態のまま印刷機にセットして、印刷工程の中で現像処理を行うものです。(「完全無処理」CTPシステムの場合)
刷版上の非画像部の感光層は印刷工程の湿し水とインキによって用紙とともに排出され、現像が完了します。

»環境面から考えた機上現像方式
機上現像方式の刷版は、いわゆる無処理版の刷版を使用し、現像処理を印刷工程で行うため現像用の薬剤や現像後の洗浄・表面保護用のガム引きの薬剤が必要ありません。

当然、現像処理機を稼働させる必要もありません。
このため現像処理の環境負荷が低く、CO2削減に貢献する環境対応型の現像処理といえます。
»吉田印刷所で使用中の機上現像用刷版
ECO & FREE SYSTEM ET-S(富士フイルム)
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[9174][用語]【無塩素漂白パルプ】【ECFパルプ】
»表記・読み
- 無塩素漂白パルプ…むえんそひょうはくぱるぷ
- ECFパルプ…いーしーえふぱるぷ
»解説
無塩素漂白パルプとは、用紙を抄造する際に行うクラフトパルプの漂白工程で塩素ガスを使用せずに、オゾン・二酸化塩素・過酸化水素などを使用して漂白を行ったパルプ(用紙の原料のひとつ)のことです。塩素ガスを使用しないことで有機塩素化合物(AOX)の発生を防いでおり、環境や人に優しい用紙を作るパルプになっています。
ECFとは、Elemental Chlorine Freeの略です(Chlorineは塩素のこと)。
無塩素漂白パルプではない用紙は、多くはクラフトパルプの漂白工程では塩素・次亜塩素酸塩・二酸化塩素・過酸化水素などを使用して漂白を行っていたそうです。この塩素・次亜塩素酸塩が有機塩素化合物(AOX)を少なからず発生させることが問題になっていたため、この2つの成分(塩素・次亜塩素酸塩)を使用せずに、主にオゾン、二酸化塩素、過酸化水素などを使用して漂白する方法が開発されたようです。なお、二酸化塩素は塩素による漂白ではなく、酸素を利用した酸化による漂白を行っているようです。(王子製紙の『社会・社会・環境報告書2004』による)
また、漂白に塩素を使用しないため、漂白するクラフトパルプの繊維へのダメージが少ないのもひとつの特徴で、繊維へのダメージを抑えることでリサイクルしやすいパルプになります。パルプは用紙になり、またリサイクル時にパルプになりますが、無塩素漂白にすることで、このサイクルをより長くすることができ、資源の有効活用が促進されます。(北越製紙の「ECF」の説明ページによる)

▲北越製紙の無塩素漂白パルプ・ECFパルプを使用した用紙には魚のマークのラベルが貼られています
※有機塩素化合物(AOX)は、分解されづらい・蓄積されやすい・毒性が強いため、地下水汚染・生体内蓄積・オゾン層の破壊などの環境問題を引き起こす化合物です。(EICネットの「有機塩素化合物」の説明ページによる)
»関連ページ・参考ページ
社会・社会・環境報告書2004(2004年10月発行) 用語解説(王子製紙)
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[9173][用語]【色玉】
»表記・読み
- 色玉…いろだま
»解説
色玉とは、印刷の面付けの際に仕上がり領域外に配置する印刷管理マークのことを指し、正確に製版・印刷が行われているかを確認するために使用します。
色玉を配置することで、視覚的にどのカラーの版なのかをわかりやすくする効果があります。それぞれのカラーのベタに白抜きの文字でカラーが書かれているものが多いようです。

▲面付けソフトウェア「面付け職人」に添付されている色玉
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[9172][用語]【グレーバー】
»表記・読み
- グレーバー…ぐれーばー
»解説
グレーバーとは、印刷の面付けの際に仕上がり領域外に配置する印刷管理マークのことを指し、正確に製版・印刷が行われているかを確認するために使用します。
グレーバーは「グレースケールバー」ではありません。グレーバーを配置すると、出力する版に全てに出力されます。刷版へのグレーバーの出力状態を管理することで製版の品質管理を行うことができます。
![]()
▲面付けソフトウェア「面付け職人」に添付されているグレーバー
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[9171][用語]【カラーバー】
»表記・読み
- カラーバー…とんぼ
»解説
カラーバーとは、印刷の面付けの際に仕上がり領域外に配置する印刷管理マークのことを指し、正確に製版・印刷が行われているかを確認するために使用します。
正しく製版・印刷されていない場合には、正しい場合と色の順序が異なったり、色が大きく変わったりします。
![]()
▲面付けソフトウェア「面付け職人」に添付されているカラーバー
上記のカラーバーは左から「M100%+Y100%」「C100%+Y100%」「C100%+M100%」「C100%」「M100%」「Y100%」「K100%」「C50%」「M50%」「Y50%」「K50%」
»関連ページ
[9088][用語]【コントロールストリップ】(Control Strip)
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[9170][用語]【スターマーク】
»表記・読み
- スターマーク…すたーまーく
»解説
スターマークとは、印刷の面付けの際に仕上がり領域外に配置する印刷管理マークのことを指し、製版や印刷の解像度や印刷の潰れを確認するために使用します。
主に以下の様な円形をしており、中心部分に向かって線が細くなっています。細い線がどこまで表現されているかによって、印刷の品質がチェックできます。

▲面付けソフトウェア「面付け職人」に添付されているスターマーク
スターマークは、重ね合わせて印刷することにより、印刷位置のずれ確認などにも使用できます。
どの方向にずれているかが一目でわかります。

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[9169][用語]【ドングル(Dongle)】
»表記・読み
- ドングル(Dongle)…どんぐる
»解説
ドングルとは、シリアルポート(ADBポート・USBポート)・パラレルポート(いわゆるプリンタポート)に接続するハードウェアキーを指します。
ドングルは、主にソフトウェアの不正コピーを防ぐためにソフトウェアと同梱されており、ソフトウェアを起動する際にドングルを接続した状態でないとソフトウェアが起動しない様になっています。(もしくは機能が制限された状態での起動しかしません)
ドングルは内部にソフトウェア認証用のチップが搭載されており、ソフトウェア起動時に認証用チップの情報を照合することでソフトウェアが不正にコピーされたものではないかなどをチェックする仕組みになっています。(ドングルを接続しないでソフトウェアを起動すると、認証用チップの情報を照合できないのでエラーとなりソフトウェアが起動しません)
ADBポート・パラレルポート用のドングルは数珠つなぎの様に繋げて接続できるタイプのものがあります。
ソフトウェアが不正にコピーされていないかなどをチェックする方法としては、最近はパッケージで販売されるソフトウェアだけでなく、ダウンロードする形で販売・配布されるソフトウェアも増えてきたため、ドングルによるソフトウェア認証ではなく、オンラインでソフトウェアメーカーなどのサーバーに接続してソフトウェア認証をするものなど多くなってきました。

▲ADBポート用・USBポート用のドングル

▲パラレルポート用のドングル

▲USBポート用のドングル
»関連ページ
ドングルとは 【dongle】 - 意味・解説 : IT用語辞典
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[9168][用語]【ADB】
»表記・読み
- ADB…エー・ディー・ビー
»解説
ADBとはApple Desktop Busの略称で、キーボードやマウス、ドングル(ハードウェアキー)などを接続するポートのことを指します。他に接続できる物としては、トラックボール、トラックパッド、ジョイスティック、タブレット、バーコードリーダー、計測器などの周辺機器があります。
主にMacに搭載されていましたが、現在販売されているMacにはADBポートは搭載されていません。(USBやFireWire(IEEE1394)などに置き換わっています)

▲ポートの形状はこのような形です(映像のS端子に似た形です)
現在のPCやMacなどで多く採用されているUSBのポートと違い、電源が入ったまま周辺機器の抜き差しを行うと、周辺機器が認識されない場合が多くあります。また、電源が入ったままの周辺機器の抜き差しは接続されているキーボードなどの基板の故障が発生する恐れがあるので注意が必要です。電源を切ってから抜き差しを行うことをお薦めします。
USBポートに接続するADBポートへの変換器がありますが、変換器の種類・バージョンによってはドングルに対応できないものもあるため注意が必要です。(USBの機能拡張や最新のドライバーをインストールすると改善する場合もあります)
また、ADB端子には15台までの装置を接続できるそうですが、現実的には3、4台の接続が限界のようです。(Griffin Technologyのページより)
Theoretically you can connect 15 devices to an ADB controller. Apple recommends no more than 3 or 4 ADB devices be connected at one time which is a good practical limit. However you may be able to connect a few more. We recommend not exceeding 5-6 devices.

»関連ページ
»USBからADBに変換する変換器とそのサポートなど
ADBポートのないコンピュータでのQuarkXPress の動作:Quark: Products
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[9167][用語]【正体】
»読み
- 正体…せいたい
»解説
正体とは、縦横に変形していない書体のことを指します。

»関連用語
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[9166][用語]【平体】
»読み
- 平体…へいたい(「ひらたい」とも)
»解説
平体とは、横長に変形した書体のことを指します。
縦組みの表組みやタイトルなどで正体(変形しない書体)のままだと文字数が多すぎて入らない場合などで文字の縦の幅を縮めて入れるときに使用します。

欧文フォントだと「Extended」(エクステンデッド)・「Expanded」(エクスパンデッド)という文字の横幅が広くデザインされているものもあります。

»関連用語
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[9165][用語]【長体】
»読み
- 長体…ちょうたい
»解説
長体とは、縦長に変形した書体のことを指します。
横組みの表組みやタイトルなどで正体(変形しない書体)のままだと文字数が多すぎて入らない場合などで文字の横の幅を縮めて入れるときに使用します。

欧文フォントだと「Condensed」(コンデンスド)という文字の横幅が狭くデザインされているものもあります。

»関連用語
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[9164][用語]【BMP】
»表記・読み
- BMP…びーえむぴー/びっとまっぷ
»解説
BMPとは、Microsoft Windows Bitmap Imageのことで、画像形式のひとつでWindowsの標準対応画像形式です。
Windowsに付属している「ペイント」では基本の保存形式が「BMP」になっているため、Windowsの標準ソフトウェアだけで画像ファイルを作ると多くはこの形式で保存されます。

BMP形式は以下のカラー情報で保存することが可能です。
- モノクロ2階調
- グレースケール
- 4bitのインデックスカラー
- 8bitのインデックスカラー
- RGB各色合わせて24bitカラー
- RGB各色合わせて32bitカラー
画像圧縮形式はありますが、あまり使用されていません。
また、カラーにRGBカラーは使用できますが、CMYKカラーは使用できません。
»DTP用途では
カラーの画像は取り扱えますが、ファイルサイズが大きくなりがちで、かつCMYKカラーが使用できないため、DTPのソフトウェアではあまり使用されていません。他の形式を使用する方が望ましいでしょう。
»拡張子
ファイルの拡張子は「bmp」がよく使用されています。
»関連ページ
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[9163][用語]【隠しノンブル】
»表記・読み
- 隠しノンブル…かくしのんぶる
»解説
隠しノンブルは、状況によって別の意味を持つため、分けて解説します。
»パターン1
隠しノンブルとは、図柄やデザインの関係で、ノンブル(=ページ番号)が表示されていないことを指します。
図柄やデザインによっては、本来ノンブルが入る位置に図柄や空白を要求される場合があり、ノンブルが必ずしも入っていない場合があり、このような状況を指します。

»パターン2
隠しノンブルとは、仕上がりサイズ内のわかりづらい位置に配置されるノンブルを指します。
ページ物では、のど(綴じられる所)の部分に近い位置にノンブルを配置し、面付けや製本の確認に利用します。

»パターン3
隠しノンブルとは、仕上がりサイズの外に配置されるノンブルを指します。仕上がりの外にノンブルを配置することで面付けや製本の確認に利用します。

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[9162][用語]【1bit TIFF】
»表記・読み
- 1bit TIFF…いちびっと てぃふ/わんびっと てぃふ
»解説
1bit TIFFとは、TIFFのファイルの中でも2階調(つまりオンとオフの階調しかない)のTIFFファイルのことを指します。
制作編集時やレイアウトソフトウェアの話の中で1bit TIFF(2階調のTIFF)の話が出た場合は普通の画像ファイルの話の場合が多いですが、入稿データや面付けなどの話の中で1bit TIFFの話が出た場合は、別の意味になる場合があるので注意が必要です。
1bit TIFFは入稿データや面付けの話の中では、RIP済み(演算済み)のデータで、印刷用のデータ(PS・EPS・PDFなど)からスクリーニング処理(網化処理・網点化処理:screening)を行った網点情報を含む画像データのことを指すことが多くあります。この画像データは、網点の情報を含み、変化しない最終的なデータとして扱えるため、デジタルフィルムと称されることもあります。このデータをプレートセッターにて出力します。(もしくは面付けソフトウェアで面付けを行い、出力します)
しかし、プレートセッターの解像度とスクリーニング処理の解像度が異なる場合(例:プレートセッター=2400dpi/スクリーニング処理=2540dpi)、入力と出力で不整合が発生し、モアレなどの現象が発生する恐れがあるため、入力と出力の解像度に相違がないかを確認しておく必要があります。
解像度が違う場合はデスクリーニング(ディスクリーニング:descreening)という処理を行い、スクリーニング処理前のデータに戻すことも可能ですが、スクリーニング処理によっては元のデータとはかなり異なる結果になったり、再度スクリーニング処理を行った結果、品質が低下する場合もあるため、注意が必要です。(専用のシステムが必要な場合があります)
1bit TIFFは入力と出力の解像度などの問題を除けば、変わらないデータのため、安定した出力を望む場合や確実に出力したい場合などで運用されることがあります。いずれにせよ、出力機器の確認はスクリーニング処理をする前に行うことが重要です。
»関連・参考情報
1bit TIFFのメリット・デメリット(JAGAT)
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[9161][用語]【PNG】
»表記・読み
- PNG…ぴんぐ
»解説
PNGとは、Portable Network Graphicsの略で、主にWebで使用される画像形式のひとつです。
PNG形式は以下のカラー情報で保存することが可能です。
- モノクロ2階調
- グレースケール
- 8bitのインデックスカラー
- RGB各色合わせて24bitカラー
- RGB各色合わせて48bitカラー
RGB各色合わせて24・48bitカラーで保存した場合は、階調豊かに画像を保存することができます。
また透明の情報も合わせて保存できるため、半透明の画像やボケアシのある画像の保存をすることが可能です。
可逆圧縮といわれる圧縮方式のため、風景や人物などの写実的な画像の圧縮率はJPEG画像に比べると劣る場合が多いですが、漫画やアニメの様な同一のカラーが多く並ぶ画像の場合、JPEG画像より圧縮率が高くなる傾向にあります(=ファイルサイズが小さくなる)。
スクリーンショットなどの画像は、文字や背景などの情報がはっきりしており、同一のカラーが多く並ぶことが多いため、JPEG形式で保存するより、PNG形式で保存した方が、圧縮率をJPEGより高く、なおかつきれいに画像を保存できることが多くあります。
»拡張子
ファイルの拡張子は「png」がよく使用されています。
»関連ページ
Portable Network Graphics - Wikipedia
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[9160][用語]【PSD】
»表記・読み
- PSD…ぴーえすでぃー
»解説
PSDとは、PhotoShop Documentのことで、画像形式のひとつです。
Photoshopのネイティブ保存形式で、バージョンによっては色調の調整・ベクトルオブジェクト・透明の情報を持たせたまま保存することができます。
このため最近のレイアウトソフトウェア(InDesign・QuarkXPress・Illustratorなど)ではPhotoshop EPS形式やTIFF形式ではなく、PSD形式での画像配置を推奨されている場合があります。
Illustrator・InDesign・QuarkXPressなどにPSD形式で画像を貼り込む際は、Illustrator・InDesign・QuarkXPressとPhotoshopのバージョンの組み合わせによりPhotoshopで設定した色調補正が有効にならなかったり、透明の情報が無効になったりする場合があるので、注意が必要です。
新しい機能に関しては、Photoshopで互換性を最大限に確保して保存することで、レイヤーを統合した画像イメージをファイルの中に含めることができるので、以前のバージョンのPhotoshopで開ける様になったり、その他のPSD形式対応ソフトウェアで開ける様になったりします。ただし調整レイヤーなどのレイヤー情報は開くときに無効になったり、一枚のビットマップ画像として統合されてしまったりする場合がありますので注意が必要です。

»拡張子
ファイルの拡張子は「psd」がよく使用されています。
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[9159][用語]【JPEG】
»表記・読み
- JPEG…じぇいぺぐ
»解説
JPEGとは、画像形式のひとつで、デジタルカメラやWebでよく使われる画像圧縮形式です。
画像規格を制定したJoint Photographic Experts Groupという組織の頭文字がそのまま使用され、JPEGという名称になりました。
JPEG形式では、画像を劣化させても良いかという圧縮の度合いを設定することができます。圧縮の度合いを上げることで画像が大きく劣化していきます。
DTPデータとしての実運用上は元の非圧縮のデータから1/4~1/20程度の圧縮にしておく方が問題ないと考えられます(同じ圧縮の度合いを指定しても、図柄によってはあまり圧縮されないものや非常に圧縮率が高くなるものもあります)。
JPEG画像はRGBカラー・CMYKカラーに対応しています。しかし、WindowsのInternet ExplorerなどではCMYKカラーのJPEG画像の表示に標準では対応していないため、WindowsユーザーにJPEG画像を送る際やWebで使用する際はJPEGのカラーがRGBカラーになっているかを必ず確認しておきましょう。

▲Windows版のInternet Explorer7ではCMYKカラーのJPEGファイルを表示できない
»DTP用途では
Photoshopではできれば「画質」を「高」「最高(低圧縮率)」で保存した方がよいでしょう。(画面はPhotoshop CS3)

ただ、拡張子が「.jpg」のJPEG画像はあまりDTPのソフトウェアではあまり使用されませんし、また、推奨されません(IllustratorへリンクされたJPEG画像がネットワーク上にある場合、Illustratorファイルを開くのが非常に遅くなる場合があります)。他の形式(PSD・TIFF・EPSなど)を使用する方が望ましいでしょう。
また、Photoshop EPSでもエンコーディングの中でJPEG圧縮を選択してファイルサイズを小さくすることができます。この場合、エンコーディングでは「JPEG - 高画質」「JPEG - 最高画質(低圧縮率)」を選択した方がよいでしょう。
また、JPEGエンコーディングを使用したPhotoshop EPSは出力する会社によっては対応していない場合もありますので、入稿前にチェックしておくことが重要です。
吉田印刷所ではJPEGエンコーディングのPhotoshop EPSのファイルに対応しております。

WebのJPEG画像を印刷用途で使用する場合、Web閲覧用に圧縮率を上げる様に保存され、画像の劣化が激しい場合もあります。ご注意下さい。
»JPEG画像の圧縮について
一般的にはJPEGは非可逆圧縮(圧縮率向上のために情報を特定の法則に基づき破棄するため、一度圧縮したら元の形式には戻らない形式)での圧縮がされる場合がほとんどですが、規格的には元の形式を復元できる可逆圧縮と形式での保存も可能です(画像編集ソフトウェアが対応している場合使用できます)。
»JPEG画像のノイズについて
JPEGは、8×8画素をひとつのブロックとして圧縮する方式を導入しているため、圧縮率によっては周りから浮いた感じに圧縮されるブロックもあり、これをブロックノイズといいます。
また急激な色彩の変化には対応できない場合にはエッジ部分にノイズが出ることもあり、これをモスキートノイズといいます。
このためアニメ調の画像や線画・昔ながらのCGではエッジの変化が急なので、JPEG圧縮にはあまり向いていません。
»付加情報について
JPEGにはExifという付加情報を付けることができます。このExifには撮影機種・撮影条件・撮影日時・撮影位置情報・シャッタースピードなどの様々な情報を入れることができます。
Exif情報の例は以下の図をご覧下さい。Exif情報を持つ画像をIrfanViewで開き、Exif情報を表示させたものです。

この情報から撮影に使用したカメラはPanasonicのDMC-FX07で撮影された、ISO感度は100で撮影された、色空間(カラースペース)はsRGB、などのことが読み取れます。
»拡張子
ファイルの拡張子は「jpg」が使用されています。(まれに「jpeg」が使用されます。Photoshop EPSのJPEGエンコーディング保存のものは「eps」)
»関連ページ
[9006][用語]【モスキートノイズ】【mosquito noise】
Exchangeable image file format - Wikipedia
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[9158][用語]【GIF】
»表記・読み
- GIF…じふ(または希に「ぎふ」とも発音されます)
»解説
GIFとはGraphics Interchange Formatの略で、Webでは非常に良く使用される画像形式のひとつです。アニメーションにも対応しています。
最大で256色のカラーを扱うことができ、また、特定のカラーを透明扱いにして切り抜きのような画像を作成することも可能です。しかしながら、画像のカラーが最大256色ということがあるためにDTP用途ではあまり使用されませんし、お薦めもいたしません。
»拡張子
ファイルの拡張子は「gif」がよく使用されています。
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[9157][用語]【フィーダ】【フィーダー】
»表記・読み
- フィーダ(feeder)…ふぃーだ
- フィーダー(feeder)…ふぃーだー
»解説
フィーダとは、印刷機で印刷用紙を積み上げてある給紙部分を指します。

▲Heidelberg Speedmaster XL105のフィーダ

▲Heidelberg Speedmaster XL105のフィーダ脇の操作盤側から見た写真
紙積みされた用紙を空気の吹き出しや吸引により、紙を印刷の胴へと送り出します。

▲Heidelberg Speedmaster XL105のフィーダのサッカー(=吸口)(フィーダ部分を斜め下から撮影しています)…この吸盤のようなもので1枚1枚フィーダ部分に積み上げられた紙を吸い上げ、印刷機に紙を送り出していきます
»関連動画
YouTube - Heidelberg Speedmaster XL 105 Feeder(オフセット印刷機)
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[9156][用語]【デリバリ】【デリバリー】
»表記・読み
- デリバリ(delivery)…でりばり
- デリバリー(delivery)…でりばりー
»解説
デリバリとは、印刷機で印刷工程が終わって(もしくは付随するインラインの加工が終わって)紙は積み上がっていく排紙部分を指します。

印刷機のデリバリ部分には印刷が終わった用紙が次々に積み重なっていきます。
積み重なる時点でインキが乾いていれば良いのですが、実際にはインキがセットされた状態(いわゆる半乾きの状態)で積み重なっていきます。
このため、デリバリ部分にパウダーと呼ばれる紙同士が付着しすぎない様にする粉末をスプレーする装置が多くの印刷機に装備されています。
デリバリは、他にも印刷物の配達・配送のことも指す場合もあります。
»関連動画
YouTube - Heidelberg Speedmaster XL 105 Front(オフセット印刷機)
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