【ドラムスキャナ】
»表記・読み
»解説
ドラムスキャナとは、ドラムと呼ばれる(またはシリンダーとも)透明な円筒状の部品に取り込む原稿を巻き付けて読み取るスキャナを指します。

ドラム部分は高速回転(1000回転~1800回転/分など)をし、原稿取り込みのための撮影機器(フォトマルチプライヤ(フォトマル))がドラムのそばを移動しながら原稿の取り込みを行います。
一般的なフラットベッドタイプのスキャナと読み取りの方式などが異なるため、原稿の取り込みに高品質で高解像度(8000dpi以上)の原稿取り込みも可能です。
ドラムスキャナでは凹凸がある原稿・厚みのある原稿・曲げることができない原稿を取り込むことは適さないので注意が必要です。また厚さも郵政はがき(官製はがき・日本郵便発行の通常はがき)程度の厚さ位が限度になります。
取り込む原稿は反射原稿(写真や絵など)・透過原稿(ポジ・ネガ)のどちらからも画像として取り込むことが可能です。
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【フラットベッドスキャナ】
»表記・読み
- フラットベッドスキャナ(flat bed scanner)…ふらっとべっどすきゃな
- フラットベッドスキャナー(flat bed scanner)…ふらっとべっどすきゃなー
»解説
フラットベッドスキャナとは、平らな平面状のガラス台に原稿を置き、原稿を読み取るスキャナを指します。
※コンビニに設置されているコピー機の形を想像してもらえばよいかと思います。
一般的には原稿が動かずに、原稿取り込みのための撮影機器(CCD)が移動するタイプのものが多く見受けられますが、ハイエンドタイプのものは取り込み精度を高めるため撮影機器が移動せずに、原稿台が移動するタイプものもあります。ハイエンドタイプでは5000dpi程度の高い解像度で原稿取り込みが可能です。
またフラットベッドスキャナのタイプによっては20mm程度の厚みのある原稿なども取り込むことが可能です。
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【アタリ画像】
»表記・読み
- アタリ画像…あたりがぞう
»解説
アタリ画像とは、レイアウトやデザインの際に入れておく一時的に使用する画像のことを指します。アタリ画像には低解像度の画像(粗画像)が使用される場合が多くあります。

▲実画像(最終的に使う画像)

▲アタリ画像(レイアウト時に便宜的に使う画像)
レイアウトやデザインの時には低解像度の画像を貼り込んでおき、位置の指定やサイズ、切り抜き指示などを行います。これは最終的なレイアウトやデザインが決まっていない段階で高解像度の画像を用意しようとすると、データ量が大きいために表示が遅くなり作業効率が著しく低下したり、デザイン変更の際に画像のサイズが変わったり切り抜きが変わったりする時に解像度や切り抜きが不適切になるためです。
アタリ画像を使用する場合は、最終的なデータ作成の際に、低解像度の画像と高解像度を入れ替えます。
または、出力の際に低解像度の画像と高解像度を入れ替える処理を行い出力します。(いわゆるOPIの機能を利用します)
低解像度の画像と高解像の画像の入れ替え忘れがない様にワークフローや確認をきちんと確立させておくことが大切です。
特にレイアウトソフトにEPS画像を貼り込んで、PostScript(PS)に対応していないプリンタでプリントアウトを出力している場合は、EPSのプレビュー画像がプリントアウトされていることが多いため、低解像度と高解像度の画像入れ替えチェックのミスが発生する恐れがあります。注意が必要です。
【飾り罫】【飾りケイ】
【アタリ罫】【アタリケイ】
【仕上がり罫】【仕上がり罫線】
【罫】【罫線】
»表記・読み
- 罫…けい
- 罫線…けいせん
»解説
罫・罫線とは、一般的には『一定の間隔で引いた細い線』(明鏡国語辞典初版:大修館書店)のことを指しますが、印刷用語としては単純に1本引かれた線や太い線や装飾のある線なども含めた線全体を指します。直線・曲線ともに含みます。
罫は「ケイ」と片仮名で書かれる場合もあります。
実際に印刷される線だけではなく、レイアウトやデザイン時に使用される位置・大きさ指示のために書かれる線も罫またはアタリ罫(アタリケイ)と呼ばれます。
»罫線の種類
罫線の種類には通常の一本の罫線の他、「子持ち罫線」「リーダー罫」「星罫」「ミシン罫」「波罫」「カスミ罫」「双柱罫」などがあります。

他にも「表罫」「裏罫」などの呼び方をする罫線がありますが、太さに対する厳密な定義がないため、正確な指示を出すためには使用しない方が良いでしょう。
»罫線使用時の注意点
細い罫線でベタのカラーではないカラー(例K50%やK20%など)を使用すると、特にAMスクリーニングの印刷の場合に点線の様に見える場合があります。ご注意下さい。

【耐光インキ】
»表記・読み
- 耐光インキ…たいこういんき
»解説
耐光インキとは、通常のインキの成分に紫外線への耐久度を向上させる成分などを配合し、太陽光などの光に含まれる紫外線の影響を受けづらくしたインキを指します。
紫外線はインキ成分を分解するエネルギーを持っており、結果として紫外線を長時間浴びる環境では印刷物のインキの色が段々薄くなっていく現象があるため、このようなインキが開発されました。
ポスターを長時間日光(紫外線)の当たるところに掲示してあるもので真っ青(シアンの色)なポスターになってしまっているのを見かけたことはないでしょうか。これは紫外線によってインキが退色する現象のために発生する問題です。


▲退色した例(イメージ)(上:最初の状態/下:退色した状態)
屋外に貼る場合には、耐光性だけではなく、その他の退色の可能性(耐水性や耐酸性など)もあります。
耐光性は強いが耐水性が弱いために加水分解などの化学現象でインキの色が早く退色する場合も考えられます。
メーカーによっては「耐光インキ」ではなく「耐候インキ」と銘打っているものではそうした様々な退色要因を総合的に考慮して作られている場合もあります
いずれにせよ、耐光インキは通常のインキよりも退色のスピードが遅いため、長期間にわたって貼る印刷物では発色の良い状態をより長くするために、耐光インキを利用することを考えておきましょう。
»参考ページ・書籍
【眠い画像】【眠たい画像】
【コントラスト】
»表記・読み
- コントラスト(contrast)…こんとらすと
»解説
コントラストとは、対比のことを指します。対比される内容は、明度(明るい・暗い)・彩度(鮮やかさ)などがありますが、画像やイラストの内容などの対比もコントラストという場合もあります。
主に画像の明暗の差が大きい場合には「コントラストが高い」「コントラストが大きい」、明暗の差が小さい場合には「コントラストが低い」「コントラストが小さい」と表現されます。
コントラストが高い画像は「硬調(こうちょう)」「はっきりした画像」「メリハリのある画像」、低い画像は「軟調(なんちょう)」「眠い画像」「メリハリのない画像」などとも表現します。


▲上:コントラストが低いビーチの画像・下:コントラストが高いビーチの画像


▲上:コントラストが低いサーフィンの画像・下:コントラストが高いサーフィンの画像
デザインをする際には、画像内のコントラストもそうですが、テキストと地の色(背景の色)のコントラストなどに注意を払いましょう。デザイン的な意図があれば問題はありませんが、一般的なデザインではテキストと地の色のコントラストが低い場合は本文が読みづらくなるので、注意が必要です。

【クリッピングマスク】【マスク】
»表記・読み
»解説
Illustratorで使用されている用語です。Illustrator8までは「マスク」という用語でしたが、Illustrator9以降は「クリッピングマスク」という用語に変更されています。(これはIllustrator9で不透明マスクという概念を導入したため、今までのマスクと不透明マスクとを区別するためにクリッピングマスクという言葉が作られたと思われます)
Illustratorでパスと切り抜きたいオブジェクトを選択し、クリッピングマスクの設定をすると、パスに合わせてオブジェクトが切り抜かれます。

▲切り抜きたいオブジェクトと切り抜くための基準となるパスを選択します

▲メニューから「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」を選択します。(バージョンによっては「クリッピングマスク」は「マスク」と表現されています)

▲基準となるパスに沿って切り抜きされました
【クリッピングパス】
»表記・読み
- クリッピングパス(clipping path)…くりっぴんぐぱす
»解説
クリッピングパスとは、切り抜き用に使用されるパスのことを指します。

Photoshopでは、パスを作成しただけではクリッピングパスになりません。パスを選択して、別途設定を行う必要があります。
»Photoshopのクリッピングパスによる切り抜きの設定
画面はPhotoshop CS3です。
まず切り抜き用のパスをペンツールなどで作成します。

「パス」のタブのメニューから「クリッピングパス」を選択します。

オプションの画面では以下の様に設定します。
- パス:切り抜き用のパスを選択
- 平滑度:空欄(もしくは「0.2」)

▲平滑度の値が10や100などの大きな数字の場合、切り抜き用のパスが滑らかにならない場合があります。ご注意下さい。
「パス」のタブのメニューで「切り抜き用のパス」に設定されているものが袋文字に変化します。

Windows版のPhotoshopは袋文字に変化しません。

▲Windows版Photoshop CS4の画面
»注意点
Photoshopでクリッピングパスを設定し、EPS・TIFF・PSDなどの形式で保存し、レイアウトソフトウェアに配置することで切り抜きが再現されます。
レイアウトソフトウェアによっては、TIFFやPSDのクリッピングパスを認識しないので、事前に配置するレイアウトソフトウェアでの扱いを調べておくことをお薦めします。


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