“用紙の厚さ・重さについて《連量・米坪量 一覧表》” の意味・解説

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印刷するときの用紙の選択は印刷物の仕上がりに非常に影響を与える項目です。ここでは代表的な用紙の厚さ(重さ)についてを説明します。


用紙の厚さが異なれば、インキの乗りやインキの乾きが異なります。

また、折りや製本加工などにも大きく影響します。この点に注意をして紙の厚さを選択してください。

目次


印刷用紙の厚さの分類

以下に四六判菊判・A判の紙の厚さの相互変換表を記します。左側3列は紙1000枚で何kgであるかを表しています(連量)。米坪量は1枚あたりの重さを表しています。

横方向に同じ紙を表しており、例を表せば、四六判で135kgの紙は菊判で93.5kg・A判で86.5kgと同じであるということを表します。


コート紙

四六判
連量(kg)
菊 判
連量(kg)
A 判
連量(kg)
米坪量
(g/m2)
135kg93.5kg86.5kg157.0
110kg76.5kg70.5kg127.9
90kg62.5kg57.5kg104.7
73kg50.5kg46.5kg 84.9
68kg47.0kg43.5kg 79.1
63kg43.5kg40.5kg 73.3

マットコート紙

四六判
連量(kg)
菊 判
連量(kg)
A 判
連量(kg)
米坪量
(g/m2)
135kg93.5kg86.5kg157.0
110kg76.5kg70.5kg127.9
90kg62.5kg57.5kg104.7
70kg48.5kg44.5kg 81.5

上質紙

四六判
連量(kg)
菊 判
連量(kg)
A 判
連量(kg)
米坪量
(g/m2)
135kg93.5kg86.5kg157.0
110kg76.5kg70.5kg127.9
90kg62.5kg57.5kg104.7
70kg48.5kg44.5kg 81.5
55kg38.0kg35.0kg 64.0
45kg31.0kg28.5kg 52.3

上質紙四六判55kgがコピー用紙と同じくらいの厚さになります。


上質紙

上質連量を使用せずに、以下のような呼び方で厚さを表現します。

  • 薄口
  • 中厚口
  • 厚口
  • 特厚口

※同一銘柄同士の薄い・厚いといった比較を表すもので、絶対的な厚さを表すものではありません。


極薄紙・超薄紙・薄葉紙

四六判
連量(kg)
菊 判
連量(kg)
A 判
連量(kg)
米坪量
(g/m2)
21.5kg-13.8kg25.0
23.2kg-14.9kg27.0
24.1kg-15.4kg28.0
25.8kg-16.5kg30.0
28.4kg-18.2kg33.0
30.1kg-19.2kg35.0
31.8kg-20.4kg37.0
32.7kg-20.9kg38.0
36.1kg-23.1kg42.0
40.4kg28.0kg25.9kg47.0
43.0kg-27.5kg50.0
44.7kg31.0kg28.6kg52.0
47.3kg-30.3kg55.0
51.6kg-33.0kg60.0
55.0kg-35.2kg64.0

※出典:王子特殊製紙株式会社 ビューコロナシリーズカタログ菊判は製造(抄造)していないものが多いので記載していません。


薄紙以外の用紙連量・米坪まとめ

四六判
連量(kg)
菊 判
連量(kg)
A 判
連量(kg)
米坪量
(g/m2)
45.0kg31.0kg28.5kg 52.3
55.0kg38.0kg35.0kg 64.0
60.0kg41.5kg38.5kg69.9
62.0kg43.0kg39.5kg72.3
63.0kg43.5kg40.5kg73.3
68.0kg47.0kg43.5kg79.1
70.0kg48.5kg44.5kg81.4
73.0kg50.5kg46.5kg84.9
90.0kg62.5kg57.5kg104.7
110.0kg76.5kg70.5kg127.9
120.5kg83.5kg77.0kg140.0
135.0kg93.5kg86.5kg157.0
137.5kg95.5kg88.0kg160.0
150.0kg104.0kg96.0kg174.5
160.0kg111.0kg102.5kg186.0
163.5kg113.5kg104.5kg190.0
180.0kg125.0kg115.0kg209.3
200.0kg139.0kg128.0kg232.6
220.0kg153.0kg141.0kg256.0
270.0kg188.0kg173.5kg315.0
310.0kg215.0kg198.0kg360.0

※出典:各社製紙メーカー用紙サンプルより。実際に製造(抄造)されていない連量も計算により記載しています。

連量の計算方法は小数点第一位を二捨三入七捨八入して、整数もしくは0.5kg単位としています。

連量数値は小数点1位を2捨3入7捨8入して整数、または、0.5kg単位として求め、表示します。

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実際の紙の厚さ

実際の紙の厚さは以下の表の通りになります。

 アート紙
コート紙
マット紙上質紙
四六判で135kg0.130mm0.190mm0.195mm
四六判で110kg0.105mm0.145mm0.160mm
四六判で 90kg0.090mm0.115mm0.130mm
四六判で 73kg0.080mm        
四六判で 70kg    0.090mm0.100mm
四六判で 68kg0.070mm        
四六判で 63kg0.060mm        
四六判で 55kg        0.080mm

紙の重さが重くなると紙が厚くなるということになります。

紙の厚さは表を見るとわかるように同じ斤量でも紙の種類が違うと紙の厚さは変わります。

500枚重ねたときの厚さです。500枚くらいになるとかなり厚さが異なってきます。

 アート紙
コート紙
マット紙上質紙
四六判で135kg 65.0mm 95.0mm 97.5mm
四六判で110kg 52.5mm 72.5mm 80.0mm
四六判で 90kg 45.0mm 57.5mm 65.0mm

以下は用紙の違いによるイメージです。



紙の厚さによる注意点

紙が厚い場合
インキの乾きが悪い場合が多い。
折りをする場合に事前にスジを入れないと割れが発生することがあります。
紙が薄い場合
ベタの多い印刷面が裏に透けて見える場合があります。総インキ量が多いとトラッピングやブロッキングなどの印刷エラーが発生しやすい。
折りや製本などの加工が作業をしづらい。
非常に薄い用紙の場合、印刷時に紙のセット・通しが困難。

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