書籍『非常識が未来を創る - パンドラの箱の真実』より(5)

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複数回に分けて弊社が発行している書籍『非常識が未来を創る - パンドラの箱の真実』の内容をメールマガジンでお届けしております。

経営者・営業担当向けの内容になっております。


書籍『非常識が未来を創る - パンドラの箱の真実』については以下のページをご覧下さい。

http://bit.ly/zsIiAO


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この原稿は2011年6月28日に開催された「AGFAフェア2011東京」での株式会社吉田印刷所(新潟県五泉市)代表取締役社長吉田和久の講演の文字起こしを行い、内容を修正したものです。話の流れを分かりやすくするために順序の入れ替えや言い換えなどを行っていることを予めご了承ください。

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(前回からの続き。前回→ http://bit.ly/HSE8ye


●なぜ印刷物が捨てられるのか。私たち印刷会社の役目とは


先程の複合価値の話に戻りますが、「複合価値でできたものは吉田さん何ですか」と問われたら、ご紹介したいのは、大手メーカーさんの事例です。6、7年くらい前に、1年に1回全てのカタログのオーダーを私どもとは違う会社にお願いしていたそうです。

「無駄はありませんか? お調べになったことはありますか?」とお聞きしたところ、「昨年は2割あるいは3割ぐらいは廃棄したかもしれない」というご回答がありました。


私たちが一生懸命作らせていただいた印刷物が、一度も使われることもなく日の目を見ずに廃棄される。大変もったいない話です。皆さんもお客様にお聞きしたらきっとそういう印刷物がたくさんありますよ。今日の環境問題を考えたら、いつまでもこういうことが許されるのでしょうか。

2割から3割も、なぜ捨てられるのかという理由を突き止め、捨てられない仕組みを提案するのが、私どもの役割ではないでしょうか。


「毎月必要な数だけ印刷したいと思いますが、いかがですか?」

昨年の実績を調べていただいて、毎月何部作れば良いのか、最初はそこからスタートです。その後にお客様にご提案申し上げたのは、お客様の営業所が全国にありますので、それぞれの営業所から当社に直接オーダーが入ってきて、私どもがデータを集積管理してお客様の本部へ送り、承認を得る。さらにお客様が私どものデータをいつでも見られるシステムを作ってご提供させていただいたところ、驚く程無駄がなくなったのです。つまり捨てる印刷物がほとんどなくなったのです。


この仕組みは捨てる印刷物がなくなるだけではありません。まとめてお作りすると我々は助かりますけれども、お客様にとっては、仕入れた印刷物の経費が使用するまで活用されずに眠っているわけです。印刷物は寝かせても利息は生まれてきません。

このことは、大切な資金が休眠している、場合によっては寝かせている間に目減りしているのではないですか、とお話をさせていただいています。結果は歴然です。これまでの当たり前が当たり前でなくなるのです。


印刷物が使わずに捨てられる理由は、記載されている情報が陳腐化したからです。印刷物は腐りませんけれども、情報には鮮度があるのです。鮮度がなくなるから捨てられる。だったら、鮮度を保てる仕組みをお客様にご提案し、ご理解いただいたらきっとこれまでと違う世界が生まれるのではないか、そんな思いでご提案しています。


それを当社では「フレッシュプリント」と呼んでいます。鮮度を維持するための厄介な仕組みです。

厄介ですけども、時代はそういうムダの出ない新しい仕組みを求めているのではないでしょうか。きちんと理解できるムダのない仕組みを構築できれば我々も良いですし、お客様にとっても利がある。そのことを一生懸命説いて、ご理解を賜りました。

今日では「この仕組みを導入しないで今までどおりだったら、相変わらず無駄をいっぱい作って、それが当たり前だと思い続けていただろう。」と多くのお客様がおっしゃってくださっています。革新は、これまでの当たり前という常識を否定するところから始まります。



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続きは次回以降のメールマガジンにて配信したいと思います。



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