2008-09-30

Illustratorで保存時間とファイルサイズを劇的に減らす簡単な方法

 みなさんはIllustratorでデザインや制作を行っている時に何か保存が遅くてイライラしたことはありませんか?

 Illustrator8で以前作ったデータをIllustrator CS3などで開いて、色々編集をした後に保存をしたらIllustrator8で保存したときよりも妙に遅くて「新しいバージョンで新しいマシンなのになぜ??」などと思ったことはないでしょうか。

 また「配置した画像を含む」にチェックをつけて保存していないのに、何かよくわからないけどファイルサイズがIllustrator8の時よりも大きい...ということもありませんか?


 この保存時間やファイルサイズの問題はIllustrator形式で保存する時に「たったひとつのチェックボックス」を操作するだけで劇的に減らすことができます!



 具体例は以下の通りです。

(1)A1サイズのポスターを作るとして、A1サイズに合わせた解像度の画像を用意します。保存形式はPhotoshop形式(PSD形式)で保存します。


(2)Illustratorに画像をリンク形式で配置します。


(3)Illustrator形式で保存します。


(4)「PDF互換ファイルを作成」にチェックをつけたまま保存します


(5)保存されたIllustratorファイルのファイルサイズをみると78.2Mバイトでした。


(6)同じファイルを「PDF互換ファイルを作成」のチェックを外して保存します


(7)保存されたIllustratorファイルのファイルサイズをみると1.1Mバイトになりました!



 このように「PDF互換ファイルを作成」にチェックを付けるか付けないかでファイルサイズが大きく変わってしまうことがわかります。

 また、保存時間も何倍も早く終わる場合があります。今回のファイルの場合は「PDF互換ファイルを作成」にチェックを付けた場合は保存のプログレスバーが出ましたが、「PDF互換ファイルを作成」にチェックを付けなかった場合は、保存のプログレスバーが見えないくらい早く保存が終わりました。


 なぜこのようなことが起こるのかというと、簡単に説明すると、Illustratorは他のソフトウェアなどでIllustratorファイルを利用することなどを考慮してIllustrator9からIllustratorファイルの先頭部分にPDFを付けて保存しています。つまり、Illustrator形式で保存しているのですが、PDF形式で保存も同時に行っているようなものなのです。これでは時間が掛かってしまいます。(上記画像の場合は「圧縮を使用」にもチェックが入っているため、さらに保存時の負荷が高くなっています)


 Illustrator10からは、このPDF形式の部分を付けるか付けないかを「PDF互換ファイルを作成」にチェックを付けるか付けないかということで選択できる様になりました。

 よってIllustratorInDesignなどに貼り込まない制作物の場合(例えばIllustratorだけで完結する、Web用のデザインや画像を作成するなど)、「PDF互換ファイルを作成」にチェックを付けない方が気軽に保存できて良いかもしれませんね。


 Illustratorでデザインや制作を行っている人は保存のオプションを一度確認してみてはいかがでしょうか。




※画像はリンク形式で配置している場合、ファイルサイズは劇的に小さくなる可能性が高いですが、画像がIllustratorに埋め込みされている場合、ファイルサイズはあまり小さくならない可能性が高いです。

Illustratorのネイティブデータ(=Illustrator形式)をInDesignなどに貼り込む場合は必ず「PDF互換ファイルを作成」のチェックを付けて保存してください。

このエントリーが良かったと思った方はぜひ他の方にオススメして下さい! お使いのサービスのアイコンをクリックすると簡単にこのページのリンクを共有できます。

印刷会社・吉田印刷所
お客様サポート電話番号: 050-3733-1975
資料請求印刷見積もり・お問い合わせ印刷料金表確認