【トラブル】Illustrator9のデータをIllustrator8形式で保存

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最近多いトラブルは、Illustrator9以降の透明機能・効果機能を使用したIllustratorデータです。
 
 Illustrator9で作成して、Illustrator8や5.5形式で保存してあり、適切な書類設定が行われていないために、文字がかなり低い解像度でラスタライズされ、滑らかな曲線になっていない場合や、文字の上半分だけがラスタライズされているためにベクターデータのままの部分との文字の太さが異なり、歪な形の文字になっている場合が見受けられます。
 
 Illustrator9/10で作成された場合は、特別な事情がない限りIllustrator9/10の各バージョンの形式で保存することをお薦めします。適切な書類設定が行われていない状態でIllustrator8などの形式で保存されたデータは当社では修正することができません。必ず作成したIllustratorのバージョンで保存することをお願いいたします。
 
 また、Illustrator9/10からPDFを作成する場合、「ファイルの互換性」を「Acrobat4.0」に設定した場合にも同様の問題が発生する場合があります。Illustrator9/10でPDFを作成する場合は書類設定を適切に行った後、「ファイルの互換性」を「Acrobat5.0」に設定して作成してください。
 
 
 Illustrator9/10のより安全な書類設定値は吉田印刷所にて作成しました「Illustrator9/10のEPS作成マニュアル」がありますので、こちらをご参考にしていただきたいと思います。
 
 なお、配布は弊社ホームページ上で行っております。弊社ホームページに「【重要】Illustrator9.02/10のデータについて」というページがございますのでこちらからダウンロードしてください。
 
 
→「吉田印刷所
  http://www.ddc.co.jp/