Illustratorでカリグラフィーペンや蛍光ペンで描いたような「端が垂直で縦横の幅が違う線」を描く方法

Illustratorでカリグラフィーペンや蛍光ペンで描いたような「端が垂直で縦横の幅が違う線」を描く方法

Illustratorでカリグラフィーペンや蛍光ペンで描いたような縁は垂直で、縦は細めで横が太い感じの線で、以下のような仕上がりの線を描いてみます。

Illustratorでカリグラフィーペンで描いたような「端が垂直で縦横の幅が違う線」を描く-02


カリグラフィーブラシの設定で試してみる

はカリグラフィーペンなので、カリグラフィーブラシでできるのではないかと考え、カリグラフィーブラシで以下の設定にして垂直のブラシを作成します。

  • 角度:90°
  • 真円率:0%
  • 直径:40pt

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このブラシを適用すると、以下の画像のように「縦が細すぎる仕上がり」になってしまいます。

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細さの調整もできないので、これでは使い勝手が非常に悪いので、他の方法を考えてみます。

アピアランスの「押し出し・ベベル」を使う

代わりの案として考えたのは、効果(アピアランス)にある「3D」→「押し出し・ベベル」です。


まずは細い縦線の太さを設定します。

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パスを描きます。

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アピアランスのパネルで「線」を選んだ状態で、メニューから「効果」→「3D」→「押し出し・ベベル」を選択します。

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3D 押し出し・ベベルオプションの画面は以下のように設定します。

  • X軸の回転角度:1°
  • Y軸の回転角度:0°
  • Z軸の回転角度:0°
  • 遠近感:0°
  • 押し出しの奥行き:1000pt
  • 表面:陰影なし

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すると以下のような仕上がりになります。

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押し出しの奥行きを変更すると、横線の幅も変わります。

例えば以下のように押し出しの奥行きを2000ptにしてみます。

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以下のように横線の幅が太くなりました。

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安心できる印刷のためにアピアランスを分割しておこう

場合によっては押し出し・ベベルのアピアランスの影響で、意図した印刷の仕上がりにならないこともあります。

そうした場合は、アピアランスの分割を行い、単純な図形に変換することをお薦めいたします。


作成したパスを選択して、メニューから「オブジェクト」→「アピアランスの分割」を選択します。

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単純なパスに分割されたので、あとはパスファインダーの「合体」などで図形をひとつにしておけば、不要なパスもなくなり、また、編集もしやすくなります。

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この手法の注意点

最初に描いたパスからわずかに横線の中心線がズレているので、厳密な描画には向きません。



補足

この記事は「Illustratorでタテとヨコで太さが異なる線の引き方?」(InDesignerの悪あがき)のブログ記事を参考に作成されました。

なお、カリグラフィーペンとは以下のようなペンです。

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