Windows UpdateでOpenTypeフォントの文字が消える/効果が掛からない/ギザギザになる

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Windows UpdateでOpenTypeフォントの文字が消える/効果が掛からない/ギザギザになる

概要

2012年12月12日のWindows Updateを適用すると、Microsoft Office(Word・Excel・PowerPointなど)でOpenTypeフォントを使用している部分の文字が消えたり、適用したはずの効果が掛からなかったり、文字がギザギザになったりします。


代表的なOpenTypeフォントとして、モリサワパスポート(MORISAWA PASSPORT)・フォントワークスLETS・アドビシステムズ小塚明朝/小塚ゴシック・ダイナコムウェアDynaSmartなどに含まれるフォントの多くが該当します。


2012/12/25 追記

この問題は最新のWindows Updateを適用することでWordのワードアート以外の現象は修正されたようです。(弊社環境でも確認)

問題の状況の例

PowerPoint 2007の例を挙げます。

以下の様にOpenTypeフォント・TrueTypeフォントでドキュメントを作成します。



「描画ツール」の「書式」のワードアートスタイルで文字の効果を付けようとすると、OpenTypeフォントの文字だけが消えます。



「描画ツール」の「書式」の「文字の効果」から「光彩」を付けようとするとしても、OpenTypeフォントには適用されません。



「描画ツール」の「書式」の「文字の効果」から「反射」を付けようとするとしても、OpenTypeフォントには適用されません。



「描画ツール」の「書式」の「文字の効果」から「変形」を選択すると、OpenTypeフォントの文字だけが消えます。



「描画ツール」の「書式」の「文字の輪郭」から線のカラーを選択すると、OpenTypeフォントの文字だけが消えます。



Word 2007でワードアートの文字に変形をすると、文字がギザギザになります。



対処方法

最新のWindows Updateを適用することで修正されます。

ただしWordのワードアートの縁がギザギザになる問題は解決していません。



補足

該当のWindows Updateの内容は以下のものです。

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows に存在する 1 件の一般に公開された脆弱性および 1 件の非公開で報告された脆弱性を解決します。これらの脆弱性のうち、より深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別な細工がされた文書を開いたり、TrueType または OpenType フォント ファイルが埋め込まれた悪意のある Web ページを訪問すると、リモートでコードが実行される可能性があります。通常、ユーザーに電子メール メッセージ内のリンクをクリックさせて攻撃者の Web サイトに誘導することにより、ユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。


このセキュリティ更新プログラムはすべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について「緊急」と評価されました (「重要」と評価されている Server Core インストールを除きます)。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。


このセキュリティ更新プログラムは、Windows カーネルモード ドライバーがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-078 - 緊急 : Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2783534)

関連情報・参考資料