Illustratorでダイナフォントを縦組みで使用してPDF変換すると文字が消える

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Illustratorでダイナフォントを縦組みで使用してPDF変換すると文字が消える

概要

このページではIllustratorでダイナフォントを縦組みで使用して、PDF変換すると文字が消える現象について記載しています。


文字が消えたままのPDFファイルは、印刷時に意図した通りに印刷されないのでご注意下さい。

実例

以下の例はIllustrator CS 5.1を使用しています。


Illustratorで以下の条件で文字を入力します。

  • TrueType版のダイナフォントを使用
  • 縦組み(縦書き)
  • 平仮名・カタカナ・全角の数字などを使用

※左からDCG愛W5・DFGPOP1体W5・DFG麗雅宋W5です。



このデータをメニューから「ファイル」→「別名で保存」でPDF形式にて保存します。

PDFAcrobatで開くと以下の警告が表示されます。

「埋め込みフォント「QHVBMC+DCAi-W5-WING-RKSJ-H」を抽出できません。一部の文字を正しく表示できない場合や、印刷できない場合があります。」



PDFを見てみると「平仮名」「カタカナ」「全角の数字」などが表示されず消えていることがわかります。



PDFファイルのプロパティでフォントを見てみると、全てのフォントが「埋め込みサブセット」となっており、一見全てのフォントが埋め込まれているように見えます。

しかし実際にはフォントが正常に埋め込まれていませんので、警告が表示された場合は無視せずに対処をお願いいたします。



解決方法

解決方法を2つ紹介します。


アウトライン化します

Illustratorでフォントをアウトライン化(図形化)します。

これによってPDFへのフォント埋め込みの問題は発生しません。

※空白スペースなどは上記同様のフォントエラーの原因になりますのでご注意下さい。



OpenType形式のフォントを使用する

ダイナフォントでもTypeType版ではなくOpenType版のフォントを使用します。

ダイナフォントのTrueType版のPDF埋め込みに関して、メーカーのダイナコムウェアが以下の様に説明しています。

全ての弊社TrueType製品(ダウンロード販売製品も含む)は、PDFへの埋め込みに関して許諾しておりますがサポート対象外(保証外)です。PDFへの埋め込みに関してのご利用は、お客様のご責任の範囲にてお願いします。

TrueTypeフォントは、PDFの埋め込みに対応していますか?


TrueType版のフォントはアイコンに「TT」と描かれています。OpenType版のフォントはアイコンに「O」と描かれています。

TrueTypeフォントOpenTypeフォント

※Windows Vistaのファイルアイコンから



同じフォント名のOpenType版を使用して、Illustratorで作成し、PDF形式で保存します。



AcrobatでできあがったPDFを開いても、特に警告も表示されず、またIllustratorのデータと同じように表示されています。

関連情報・参考資料