TrueTypeフォント版のダイナフォントを使用してPDF変換すると文字化けする場合があります

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このページではTrueTypeフォント版のダイナフォントの使用時のPDF変換の問題点について掲載しています。


Acrobat Distillerを使用しないで、IllustratorInDesignなどから直接PDF保存する場合はTrueType版のダイナフォントの使用はしないでください。


使用する場合は、アウトライン化した後でPDF保存してください。(Illustratorの場合)



問題が発生すると思われるバージョン

問題の状況

PDFへフォントの埋め込みが正常になされているように見えるのに文字化けを起こした。



問題の詳細

TrueTypeフォント版のダイナフォントを使用しています。

IllustratorInDesignなどから直接PDF保存しました。(Acrobat Distillerは使用していません)

フォントの確認はAcrobat7で行いました。



実例

Acrobat7で表示させた場合

以下のようなPDFファイルがあります。なにもありません。


Acrobat7でフォント情報を確認すると、「埋め込みサブセット」になっており、フォントが埋め込まれていることが確認できます。


印刷刷版を出力するための1bit TIFF刷版イメージ)を生成すると、何もなかったところに黒い点が現れます。



Acrobat6で表示させた場合

Acrobat6でこのPDFを開くと、「埋め込みフォント○○」を抽出できません。一部の文字を正しく表示できない場合や、印刷できない場合があります。」と表示されます。


Acrobat6でフォントの情報を確認すると、フォントが埋め込まれていない状態になっています。



再現方法

Illustrator CSなどでダイナフォントのTrueTypeを選択し、空白スペースだけを入力します。ここでは空白スペース(全角)を1文字入力しました。


Acrobat7でファイルを開くと特に問題はないように見えます。


PDFファイルのフォントの埋め込み状況を見ても埋め込みサブセットになっており特に問題はないように見えます。


PDFファイルをAcrobat6で開くと以下のような警告が出ます。(埋め込みフォント「○○」を抽出できません。一部の文字を正しく表示できない場合や、印刷できない場合があります。)

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PDFファイルをAcrobat6で開くとAcrobat7では見えなかった文字が現れます。



原因

ダイナフォントのPDFへの埋め込みは許諾されていますが、サポート対象外であるためです。

PDFへの埋め込み(エンベット)は許諾しておりますが、サポート対象外となります。

DynaFont TrueType600 + 欧文3000 (Win版) - DynaComware Corp.(ダイナコムウェア)

※グリフを正常に取得できない場合に起こるようです。この文字化けは使用しているダイナフォントで「空白スペース(全角・半角)」「タブスペース」の文字しかないと発生するようです。


  • AdobeのIllustrator9以降、InDesign2以降から直接PDFを作成すると問題が発生するようです。
  • EPSファイル・PostScriptファイルに書き出してAcrobat Distillerで変換した場合はこの問題は起こらないようです。
  • 同様にWord・ExcelなどからAdobe PDF MakerでPDFに変換した場合もこの問題は起こらないようです。


対処方法

以下のいずれかの方法を行うことで問題を解決できることがあります。