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このページではスキャン元のプリント(写真)に関する注意点を掲載しております。

スキャン元の写真の現像について

デジタルプリント・レーザープリントなどという名前で、早くて安いプリント(写真焼き)のサービスがあります。

オフセット印刷を目的とした場合、このプリント方式で行われた写真を当社にてスキャニングする場合(もしくはお客様側でスキャニングする場合)、以下の注意点があります。

なお、どの方式でプリントされているかはプリントの裏面を見ることでおおよそわかります。

デジタルプリント・レーザープリント

裏面に「for LASER」と書いてあればほぼ間違いなくデジタルプリント・レーザープリントです。

最近のスピード仕上げのものはデジタルプリント・レーザープリントの場合が多いようです。

▲上記のような機械でプリントを焼きます


銀塩プリント

裏面に「for LASER」などの言葉がない場合はデジタルプリント・レーザープリントではない可能性があります。

ただし全部が全部そういうわけではなく、「for LASER」などの言葉がなくてもデジタルプリント・レーザープリントの場合もあります。

価格はデジタルプリント・レーザープリントよりも割高になる場合が多いようです。


ポジ・ネガフィルムから光学方式でプリントされたものです。価格はデジタルプリント・レーザープリントよりも割高になる場合が多いようです。


注意点

デジタルプリント・レーザープリントはプリントの解像度が粗いため、拡大には適しません

デジタルプリント・レーザープリントのプリント機械性能にもよりますが、通常のプリントに比べて解像度が粗く、ドットが見えている場合があります。このようなプリントでは拡大して使用することはお薦めしません。原寸、または縮小で使用することをお薦めします。拡大しても120~130%程度が限界と考えた方がよいでしょう。

以下の例はほぼ同じ拡大率でスキャニングしたものです。

デジタルプリント・レーザープリント

プリントにざらざらとした粒子感はありませんが、解像度が低いために、髪の毛の先が完全にドットになっています。この状態を拡大しようとすれば、ドットがより見えるようになってしまい、画像の解像度が足りないような印象を受ける場合があります。


銀塩プリント

プリントに粒子が見えますが、デジタルプリント・レーザープリントより細かさは一般的には高めです。ただし、このプリントでも粒子のざらつき感などの関係で拡大は最高200%程度に抑えておいた方が無難です。更に拡大したい場合は、プリントし直した場合が良いかと思います。

感度の高いフィルムほどざらつきが目立ちますが、デジタルプリント・レーザープリントよりはきれいです。


デジタルプリント・レーザープリントは補正がかかっているため、スキャニング後の補正に支障が出る場合があります

デジタルプリント・レーザープリントのプリント機械性能にもよりますが、通常のプリントと違い、デジタルで補正をかけています。このため、シャープ性などの向上を自動で行う場合が多く、Photoshopでいうアンシャープマスクが既にかけられている場合も多く見受けられます。これはデジタルプリント・レーザープリントがスキャニングなどで再利用されることを考えていないためで、シャープ性の向上はスキャニング時には補正の障害となります。

以下の例はほぼ同じ拡大率でスキャニングしたものです。

デジタルプリント・レーザープリント

黒の部分と肌の部分でアンシャープマスクがかかっているために、白く色が飛んでいる部分があります。これはプリントする前の原稿にはない場合がほとんどです(※)。(※)デジタルカメラのデータがプリントの原稿の場合、データ自体にシャープ性が向上するようなフィルタがかかっている場合があります。†1


通常のプリント(いわゆる今までのプリント)

基本的には原稿に忠実に†2プリントされます。


デジタルプリント・レーザープリントはレンジが狭いため仕上がりの階調が浅くなる場合があります

デジタルプリント・レーザープリントではレーザープリントであるために、通常のプリントよりレンジが狭くなっています。そのため、スキャニングしてもデータとして取り出せるカラーの範囲が狭いので、スキャニング後のデータの階調が浅いといった結果になる場合が考えられます。


インクジェットプリンタなどの家庭用プリンタで出力する場合は1.5倍程度の大きさでプリントされることをお薦めします

家庭用のインクジェットプリンタなどで出力したプリントも、見た目はきれいに見えますが、解像度や粒子などの関係でスキャニングには向きませんが、サイズを大きくプリントして縮小スキャンすると粒子などが目立たなくなります。


補足

スキャン原稿としてプリントを用意される場合は、銀塩カメラで撮影前であれば、感度の低いフィルム(ISO100~200位)のご使用をお薦めします。

プリント前であれば、銀塩方式のプリントをお薦めします。

デジタルプリント・レーザープリントでプリントされた場合は、拡大使用しないことをお薦めします。

家庭用のインクジェットプリンタでプリントされる場合は拡大してプリントされることをお薦めします。

  • †1: 撮影した後にデータを保存する際に自動的にアンシャープマスクがかかる。
  • †2: ラボでのカラー補正が行われる場合もあります。
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